入社3年目、小さな成功体験の積み重ねによって辿り着いた
成長実感とポジティブマインド

2020年4月に三ッ輪産業株式会社に新卒入社後、草加営業所へ本配属され3年目を迎えた当社員。新卒入社時期をコロナ禍で迎えた初の世代が、就職活動期から現在に至るまで、どのような考え、経験を経て今の仕事に向き合っているのか?また、今後のキャリアをどのように描いているのか?入社3年目の等身大のキャリア観に迫りました。

三ッ輪産業株式会社 草加営業所(小売部門)入社3年目 Y.S

2020年4月に三ッ輪産業株式会社に新卒入社。同年9月より、草加営業所の小売部門に本配属され現在に至る。液化石油ガス設備士の資格も取得し、工事以外の業務は全てひとりで行える程に急成長中の3年目社員。

――就職活動中はどのような軸で会社探しをしていましたか?

明確にあったのは「先が永い会社」という大きな軸でした。これは育った環境に由来するものです。飲食店を営む父と看護師の母に育てられ「普遍的な業界で専門性を磨き、その領域を極める」という働き方に憧れていました。こうしたことから、社会から永く必要とされ続ける業界や会社に身を置いて、個人としても社会に必要とされる人材に成長していきたいという思いがありました。

大学生時代には父の経営する飲食店で接客を経験し、人とコミュニケーションを取ることの面白さを知りました。そこでの経験や強みを活かせるのではないかとの思いが、営業職を志望するきっかけになったように思います。

――その中で、三ッ輪産業へ入社を決めた理由を教えてください。

端的には自分のキャリア観にマッチしたことです。「先が永い会社」という観点では、社会インフラである「エネルギー産業」は、社会に必要不可欠な事業で永続性が高いこと。営業という観点では、対象顧客が多様であり、提供する商材もガスや電気に限らず宅配水やリフォームなど多岐にわたることから、幅広い営業経験が積めると感じました。

――コロナ禍初年度に迎えた社会人スタートとなりましたが、当時の心境や大変だったことはなんですか?

入社後すぐにPC・Wi-Fi・スマートフォン・マスクなどが支給され、リモート環境に対する会社のサポートがしっかりしていたおかげで、安心して仕事に臨むことができました。
一方で、研修期間はとにかく「早く現場に出たい」、「早く現場で学びたい」と意欲が溢れていたので、「現場での学びの遅れ」という点では少し焦りを感じていたことも事実です。ただ、今振り返ると、一生に一度しかない新卒入社の同期になるので、リモート環境の研修期間が長く同期と会話する機会が多かったことは良かったと感じています。毎日のようにオンラインで近況報告したり、相談したり、時にはリモート飲みしたり…物理的な距離はありましたが、精神的な距離を縮めることができ「同期の繋がり」が深まった期間でもあると思っています。

――研修を経て、いよいよ本配属。実際に先輩社員や現場の雰囲気を感じて、イメージしていたことと何かギャップや気づきはありましたか?

配属前は、漠然と新しい契約獲得のために毎日営業に忙しく動いているイメージを持っていました。しかし実際現場に出てみると営業至上主義な考えではなく、既存のお客様に安心してガスをお使いいただくために、保安面を主な接点とした日々のコミュニケーションを重要視していることが印象的でした。

会社が掲げる「地域をゆたかに」というミッションは、お客様の日々の生活に寄り添いながら、くらしにまつわる課題を解決していく仕事だと気づきました。

――現在の仕事の内容や仕事の流れを教えてください。

主に一般家庭を対象としたLPガスの小売営業を行っています。大まかには、既存顧客に対する点検や検針といった保安業務をきっかけにお宅へ伺い、生活にまつわるお困りごとをヒアリングしながらニーズを汲み取り、LPガス以外にもお役に立てる商材やサービスがあれば追加でご提案し、ご契約いただく…という流れです。また毎月の営業目標もあるため、既存顧客対応と新規顧客獲得のための施策を同時並行で行っています。

――現在の仕事のやりがいや達成感を感じる瞬間はどんなときですか?

営業職のため、もちろん新しい契約が取れたときは達成感を感じますが、何よりもお客様に喜んでいただけた瞬間が一番のやりがいであり、大きな喜びです。そのため、製品に関するお問合せなどの際には、いち早く対応するように心がけています。また、直接サービスに関係のないことであっても、お客様の力になれることがあれば何でもお手伝いしたいと思っています。
以前LPガスをご契約いただいたお客様のご自宅に伺った際、庭に大きく重い石が転がっていて動かせず、ガーデニングに困っている奥様の様子を拝見したことがありました。石の撤去をお手伝いし、その後も点検などのアフターフォローで当社のサービスを紹介していたところ、以前のお手伝いに対して大変感謝してくださっており、他社の電気を当社サービスに切り替えていただいたことがありました。日々のコミュニケーションの中でお客様のニーズに応え、信頼を積み重ねていくことが営業として重要だと体感したエピソードでした。徐々に名前で呼んでくださるお客様も増えてきて、とても嬉しく思っています。

――これまでで一番大変だったと思う業務やプロジェクトはありますか?

新築の戸建て案件プロジェクトは、建築会社を中心に複数の会社が介在するため、調整や交渉に苦戦します。新築戸建てを担当した経験がまだ浅く、建築工程の全体像や専門用語など分からないことが多いため、先輩に聞いたり、自分で調べたりしながら、なんとか進めている状況です。大変なことも多く感じますが、3年目にしてこのような案件を担当できることは自身の成長にとってプラスだと思っているので、プロジェクトを無事に終えた後の自分の成長を楽しみにしています。

――入社3年目、自分自身の変化や成長をどのように感じていますか?

圧倒的にポジティブマインドになったことが成長であり、変化だと感じています。
学生時代まではどちらかというとネガティブでしたが、入社してから、営業として新規契約を獲得したり、既存のお客様に喜んでもらえるようになったりと、小さな成功体験を積み重ねてきたことで、ある意味、成功中毒のような感覚に陥っています。そのため、今の自分にとってハードルが高い案件であっても、「もし入社3年目でこの案件を契約できたら会社のヒーローになれる」など、常に成功した自分を想像して、前向きに仕事に向き合うことができています。

――今後の自身のキャリアをどのように描いていますか?

まずは今の業務であるガスの小売を極めたいと思っています。今の業務が好きで得意だと思っているところもありますが、ガスの小売は営業だけでなく、工事や施工の知識など学ぶべきことがたくさんあります。ただサービスや商材を販売するだけではなく、自分自身の知識やスキルで全ての工程を対応できる「オールラウンド人材」になることが目標です。ジョブローテーション制度もあるため、会社に求められることがあれば、ぜひいろいろな職種にもチャレンジしていきたいと考えています。

――最後に現在就職活動中の採用候補者へメッセージを。

様々な業種・会社・職種があるため、自分のキャリア観を明確に持つことをおすすめします。これは、会社選択のためだけでなく、社会人として成長や目標に向き合うために必要なことだと考えています。私の場合は、「先が永い会社」₌社会に必要とされる人材になる、「営業」₌自分の好きと強みを生かす、という明確な2つの指標をもとに会社を選んだことで、困難があってもポジティブなマインドで仕事に向き合えています。

ぜひ、皆さんも入社した後の自分のなりたいキャリアをイメージしながら就職活動してみてはいかがでしょうか。また、慣れない面接などで不安な気持ちもあると思いますが、「自分ならきっと上手くいく」と成功イメージを持って頑張ってください。そのキャリア観に当社がマッチする場合は、ぜひエントリーしていただきたいです。一緒に切磋琢磨しながら働けることを楽しみにしています。

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