総務人事部からの大抜擢!
「テクノロジーのちから」を最大限に活かして新規事業の業務構築を牽引

三ッ輪ホールディングスグループの主幹である三ッ輪産業で総務人事部に入社し、電力小売プラットフォーム事業を展開するイーネットワークシステムズを経て、2020年11月からは当時三ッ輪ホールディングスに新設されたばかりのBTI(ビジネス・テクノロジー・イノベーションの略)部に所属するという、社内でも稀有なキャリアパスの持ち主である当社員。現場に寄り添い、サポートしながらグループ全体のDX推進を牽引していくことのやりがいや、三ッ輪ホールディングスグループ全体の魅力について話を聞いた。

三ッ輪ホールディングス株式会社 BTI部 D.N

システムエンジニアを経験の後、2014年に三ッ輪産業株式会社に入社。2015年から電力小売全面自由化に向けたグループ会社のイーネットワークシステムズ立ち上げプロジェクトに参画。自由化後はシステム周りの開発運用保守、及び業務構築~運用まで従事。現在は社内のDX推進を担う組織の一員として活動している。ビジネスシーンに応じたコストパフォーマンスの高いシステム構築を目指し、テクノロジー分野の情報収集・勉強中。

――三ッ輪ホールディングスグループに入社したきっかけを教えてください。

前職がSE(システムエンジニア)だったのですが、そこで人事系のプロジェクトを担当したことから、人事の仕事に興味を持つようになりました。その後社会保険労務士の勉強しながら転職活動をしている中で、三ッ輪産業の総務人事部の求人を見つけて応募しました。

業界的にも前職の経験を生かして挑戦できる領域が多かったことと、面接官がとても穏やかで雰囲気の良い方で、「この人がいる会社なら働きやすい環境なのでは」と思い、転職活動を初めてほぼ1社目で入社を決めました。

――入社後から現在の部署・ポジションに至るまでのキャリアパスをお伺いできますか?

2014年10月にLPガス事業を手がける「三ッ輪産業株式会社」に中途採用で入社、総務人事部に配属となり給与や採用・研修などを担当しました。

2015年10月からは電力事業を立ち上げるプロジェクトに参加し、2016年4月に電力小売全面自由化になったことに伴って、グループで電力小売事業を展開する「株式会社イーネットワークシステムズ(ENS)」に出向となりました。
主にシステム周辺の開発や運用・保守を担当していたほか、需給契約全般の業務にも従事していました。

――総務人事部から大幅に業務内容が変わったんですね。

出向当初はシステム系の仕事よりは業務の運用や事務作業が中心でしたが、立ち上げに伴うホームページの準備などでは前職のSE時代の知識・経験を活かすことができました。

最初は電気に関する知識は全くありませんでしたが、国内外の電力事業に関する情報を調べてブログを執筆するなどして、情報のキャッチアップに務めていました。
2020年11月からは三ッ輪ホールディングスのBTI部に異動して現在に至ります。

――BTI部はどのようなことをしている部署なんですか?

私が所属するBTI部は、三ッ輪ホールディングスのグループ全体の経営計画に沿って「盾」と「矛」の両方の動きで業務推進しています。

「矛」の動きは主に新サービスの企画や実装などです。

現在は部署の人数が足りないこともあり、基本的にシステム開発は外部に委託することが多いのですが、CLS(クラス)という不動産管理会社さま向けのサービスもそのひとつです。昨年リリースして以来、非常に好評をいただいています。

一方「盾」は、グループ全体の業務改善とDX推進です。

LPガス業界は、古い慣習が多く残っていて、IT化が進んでないため改善するポイントが多く、やりがいがあります。すでに形になっているものとしては、パソコン上で行う業務を人の代わりにデジタルロボットが行う技術である「RPA」の導入があります。

RPAは、基本を理解できれば現場の担当者でも簡単に作れるソリューションです。そのため我々BTI部が作ったものをそのまま導入するのではなく、現場の担当者が自ら開発できるようにフォローをしています。RPAは、どこの部署でも役に立って、社員の誰もが恩恵を受けられる技術です。

グループ内のいくつかの部署で業務内容をヒアリングして、所要時間やタスクの難易度などを洗い出し、各部署で月に1つロボットを開発することを目標に取り組んでいます。 これからも導入と開発サポートを推進していきたいですね。

――現場に寄り添って、社内のリテラシー蓄積に貢献しているんですね。他に注力している業務はありますか?

「ENSの申込管理システム開発」や「EAIの導入(データ連携)」、「M&Aに伴うシステムや業務の統合」などです。

EAI(またはETL)はさまざまなシステム間でプロセスやデータを連携させるための仕組みで、先述の「CLS」でも使っている中継点になるようなツールです。EAIを利用するとシステム間のデータ連携が画面操作で簡単に実現できるので、導入後は積極的に活用しています。
 
最近ではM&Aに伴うシステムや業務の統合で、業務プロセスのキャッチアップと引き継ぎ、システム周りの構築を担当しました。はじめてのM&A案件で今後の課題も残ってはいますが1区切りつくところまでやりきることができました。

―― 今までに担当したプロジェクトや案件で、印象深いエピソードがあれば教えてください。

2016年4月の電力小売全面自由化直後の業務が最も印象に残っています。当時所属していた業務部は、部長と派遣社員の方と自分の3人体制で業務をカバーしていました。

電力小売自由化に関しては業界全体でもノウハウや実績がまだなかったため、運用とシステムの両面でトラブルが多発して大変な時期でした。その中で業務を構築・運営・改善を繰り返しながら乗り越えた経験は、間違いなく今の自分の土台になっています。

――どんなことにやりがいを感じていますか?

ENSでは、制度や慣習、広域システム仕様といった業界の知識や、社内の業務フロー、基幹システムまでの全体を網羅的に把握することができました。問題が発生した際には、解決のための選択肢を多く提案できるようになったと感じています。

そこでの経験を生かして現在所属しているBTI部では、社内のDX推進で導入したソリューションが「使いやすくて効率化につながった」といった声を頂くことも多く、社内の役に立っている実感をダイレクトに感じられることも大きなやりがいとなっています。

―― BTI部の魅力はどんなところでしょうか?

人数が少ないからこその意思決定の速さです。部長はスキルや知識があり、技術的な面でもすごく頼りになるので、知識を深め、スキルを磨きたいという向上心のある人にとってはとても恵まれた環境だと思います。

チャレンジする領域も多くAIを活用した電気使用量の分析など技術的な研究もできますし、BTI部に所属していたからこそ、グループ横断的な知識やRPAやEAIといった、部署やグループ単位では導入が難しいソリューションにも触れることができました。

――情報を得たり、スキルを磨くためにはどんなことに気をつけていることがあれば教えてください。

常にアンテナをはって、テック系の話題や記事はできるだけ見るようにしています。また、会社からの支援もあってSalesforce認定資格のような実務に役立つ資格の取得にも取り組んでいます。

テクノロジーに限らず新しいものが好きなので、仕事でも新しい手法がないか日々模索するだけでなく、世の中で話題になっている面白そうなサービスやIoT製品もがあれば自分で購入して部内で情報をシェアしたりもしています。

―― 部署内での情報交換も活発なようですね。これから一緒に働きたいのはどんな人でしょうか?

自立して動ける人です。「一人でなんでもやって欲しい」ということではなく、問題が起きた時に自分から他のメンバーに働きかけて、解決できるコミュニケーション能力がある人であれば、お互いの得意領域をカバーし合いながらスムーズに仕事ができるのではないかと思います。

三ッ輪ホールディングスグループは、働きながら学び成長できる環境なので、真摯に学ぶ姿勢があれば、現状のスキルが突出していなくても大丈夫ですよ。

 ―― 最後に直近の目標と、三ッ輪ホールディングスグループへの転職を考えている方へメッセージをお願いします!

現在の業務では「現場からの視点でITを見る」ことが多いので、ビジネスの上流(経営側の視点)への理解を深めたいと思います。その視点を身に着けて、部内で自立してビジネスを成功させる仕組みを作れるようになることが直近の目標です。

当社グループには「新たな価値を創造する」というミッションがあり、単にエネルギーを供給するだけではなく、エネルギーの供給を通じた「新たな価値」を感じていただけるように様々な挑戦をし続けています。

現時点では存在しない「新たな価値」生み出すことに興味がある人にとっては、三ッ輪ホールディングスグループは「挑戦」できるだけでなく「失敗」もできる、理想的な環境だと感じます。

BTI部の詳しい仕事内容はnoteでもご紹介しています。ぜひお読みください。

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