「相手に興味をもつこと」が営業の一歩!
販売のプロを相手に卸部門を牽引
三ッ輪産業の営業所には、一般のお客さまへ直接販売をする「小売部門」と、地域に密着した販売店へLPガスをはじめとした当社商材を販売する「卸部門」が存在する。当社員は新卒入社後から卸部門で事務業務から営業までを経験してきた。学生時代はコミュニケーションに苦手意識があったという当社員が、どのように営業という仕事に向き合っているのか、卸部門での業務について話を聞いた。
三ッ輪産業株式会社 藤沢営業所(卸部門)H.T
2015年に新卒社員として三ッ輪産業藤沢営業所へ入社。
入社後約2年半は、藤沢営業所・小田原営業所で各種事務作業や配送業務などを担当。2017年から現在までは小田原・藤沢営業所の卸部門で営業に従事。LPガスや周辺機器販売のプロである販売店を相手に当社だからこそ提供できる価値を模索し、提案している。
――三ッ輪ホールディングスグループに入社したきっかけを教えてください。
情報系の大学へ通っていたこと、父がIT系で働いていたことから元々はIT関係を志望していました。もともとは「営業」という職種に苦手意識がありましたが、就職活動を進めるうち「機械ではなく人間を相手に仕事をし、苦手を克服したい」という気持ちが強くなってきたんです。
生活に必要不可欠で誰もが利用する「エネルギー」を扱う業界の中でも、80年以上も続いてきた歴史ある会社ということと、それに付随する強い顧客基盤も決め手となり入社を決意しました。
――入社後から現在の部署・ポジションに至るまでのキャリアパスをお伺いできますか?
大学卒業後、2015年に新卒社員として入社しました。
藤沢営業所・小田原営業所で経理や配送・在庫管理などの事務業務を約2年半担当した後、小田原営業所で2年間、以降は藤沢営業所にて営業として活動しています。
営業所の中でも一般のお客さまへ直接販売をする「小売部門」と、地域のお客さまを対象にガスの供給や営業活動を行っている販売店を対象に当社商材を販売する「卸部門」がありますが、私は入社時からずっと卸部門に在籍しています。
――卸部門の業務内容を教えてください。
卸部門の営業は、具体的にはLPガスや灯油を中心とした石油製品・住宅設備機器・ウォーターサーバー・電力など、エネルギーとくらしにまつわる商材を提案するBtoBの仕事です。
販売店との取引は、給湯器・ガスコンロなどの商品だけでなく、消費者にガスを供給するために必要な設備・部材も販売している点が特徴ですね。
他にも法改正に伴う情報提供や、新商材や販売促進ツールの提案も行います。実際に販売店の方とお客さまの現場に同行させていただく事もあり、お客さまのリアルなニーズや販売店の専門技術、現場の様子を見て学ぶことで、自分の成長にも次の仕事にも繋がっていく実感があります。
また「内務」と呼ばれる事務業務も必要不可欠です。経理・電話対応・在庫管理を中心とした倉庫業務・メーカーとの交渉・充てん所管理・緊急対応など多岐に渡る業務を担当しています。
私は現在営業担当ですが、内務で学んだ商材知識はもちろん、電話を通じたお客さまの困りごと・緊急対応の経験が今の営業活動に大いに役立っていると感じています。
――仕事のやりがいを感じるのはどんな時ですか?
仕事の結果が数字で出る分、自分の成長が数値化されることにやりがいを感じます。
数字は嘘をつかないので、定期的に成長を感じる指標を持てることはモチベーションになりますね。
競合がいる業界なので、取引をしている販売店の中で売り上げの割合も顕著に出ます。そこを増やせた時は、販売店からも必要とされていることをダイレクトに感じられて嬉しいです。
――営業職に向いているのはどんな人でしょうか?
「営業はコミュニケーション能力が必要」と考える方も多いかと思いますが、性格による営業への向き不向きというより、相手に関心を持てるかどうかが重要だと思います。無理に会話をしようとせず、まずは興味を持つことで、ヒントやきっかけが見つかり、結果に繋がる。そういう意味では「人間観察が好き」みたいな人は向いているかもしれませんね。会話が得意かどうかというより、相手に対して興味関心を持ち、非言語コミュニケーションからもニーズを汲み取れるように心がけることの方が重要ではないでしょうか。
――自分のスキルを活かすことができた思うエピソードがあれば教えてください。
ガスの知識とは直接関係ないのですが、大学で学んだIT系の知識が役に立ったことがありました。
ある会社の責任者の方からPC関連でのご相談をきっかけに自宅に招かれ、ネット接続や修繕などの対応をしたところ、お礼に食事に連れて行っていただきました。それがご縁となって数日後に注文に繋がり、嬉しかったことを覚えています。
その後も同様のケースを数回経験したことで、営業という仕事はお客さまとの接点がすべて仕事につながる可能性があり、自分の行動次第で貴重な経験をできるチャンスがあると実感しました。
――三ッ輪ホールディングスグループのいいところは?
1年目の社員にも挑戦の場を任せてもらえる、新人が力になれる環境であることでしょうか。
「やってみたい!」という気持ちに対して「失敗してもいいからやってみよう!」と返してくれるような風土が醸成されています。
業界自体はアナログの慣習が多く残っていますが、だからこそエネルギー業界の専門知識がなくても独自のアイデアやITツールを活用することで活躍できるチャンスがたくさんあると思っています。
実際、新卒社員が業務効率化のための方法を動画で作成し、それが全社員に共有された例もありました。新人の提案を快く受け入れてくれる場があったからこそで、本人のモチベーションにも繋がったと感じますね。
――仕事をする上で大切にしていることは?
販売店によって経営方針や状況が異なるため「今何を求めているのか?」「何を重要視しているのか?」「どうすればお客さまと信頼関係を築けるのか?」という点を常に考えています。お客さまとの直接の会話以外からもニーズをキャッチできるよう、日々の生活の中でも様々な領域でアンテナを張るように意識しています。
――最後に、三ッ輪ホールディングスグループへの入社を希望する皆さんへのメッセージをお願いします!
私は学生時代からコミュニケーションは苦手な方で、みなさんの想像する営業マンとは対極の性格かもしれません。就職を意識し、社会に出るタイミングで、苦手を克服したいという気持ちで営業を志しました。同業他社でも意外にこのようなケースは多いです。
営業=会話が得意、というイメージに囚われず、相手に興味を持ち観察することが何より大切。この視点は就職活動にとどまらず、生活全般で役に立つと思いますので、是非意識して過ごしてみてください。
ベテランの方も多い環境ですが、業界に長くいると気がつきにくい慣習や改善点もあると思うので、みなさんの新しい視点や発想を通じてより良いサービスの提供につなげていければと思います。一緒に働けることを楽しみにしています!