IT未経験からの挑戦!グループ経営の多角的な事業展開で広がる知識とスキル習得への奮闘

三ッ輪ホールディングスグループが開発、運営に関わる「Local Coop」プロジェクトのフィールドである三重県尾鷲市。尾鷲で生まれ育ち、地元企業でのインターンシップをきっかけに当社を知り入社に至った当社員は、地域の持続可能性を追求する思想やテクノロジーのちからで社会や暮らしをより良くしていくことへ興味を抱いたという。未経験からスタートしたIT部門でもがきながら挑戦する2年目、入社動機や今後の挑戦について等身大の話を聞いた。

三ッ輪ホールディングス株式会社 経営戦略本部 BTI部 G.S.

2023年4月に新卒社員として三ッ輪ホールディングス株式会社へ入社。
新人研修終了後の本配属で経営戦略部BTI部(テクノロジー部門)へ配属され、グループ全体のDX推進や各サービスの開発、保守・運用に従事。未経験からスタートした新米エンジニアとして、実務を通じて日々プログラミングに奮闘中。

地元・尾鷲市での三ッ輪ホールディングスグループとの出会い

ーー三ッ輪ホールディングスグループに入社したきっかけを教えてください。

大学在学時、地元である三重県尾鷲市の企業でインターンシップに参加したことがきっかけです。三ッ輪ホールディングスグループは、尾鷲市とゼロカーボンシティの実現に向けた協定締結を皮切りに、地域の自然資源を生かした環境価値創出事業や自治体の補完システムとして共助社会をデザインするLocal Coopというプロジェクトの運営など、尾鷲市の持続可能性に寄与するさまざまな事業を推進しています。

インターンシップ中にたまたまLocal Coopというプロジェクトや、その企画や運営を三ッ輪ホールディングスが手掛けていることを知る機会があったのですが、当時はそこで議論されている新しい地域社会のあり方やテクノロジーの活用について全く内容を理解できませんでした。「こんなにも理解できない世界があるのか…」と衝撃を受けたとともに深く興味を抱き、採用エントリーに進みました。

ーーそこから入社を決意するに至ったポイントは?

やはり地元である尾鷲市で新しいかたちの地域づくりにチャレンジしていることも大きな理由ですが、電気やガスといったエネルギー供給事業だけではなく、地域創生や環境価値創出、テクノロジーの活用によるサービス開発など、多角的に事業を展開していることに面白さを感じ入社を決意しました。

ーー現在主に担当している業務内容を教えてください。

「BTI(ビジネス・テクノロジー・イノベーションの略)部」というテクノロジー部門に在籍しており、現在は主に「みつばちナビ」というガス・電気プランの契約者向けサービスのWebシステム開発や保守を担当しています。また、不動産賃貸管理会社向け自動通電サービス「CLS(クラス)」というサービスの保守もサポートしています。

「新たな価値を創造し続ける」ために必要な「テクノロジーのちから」

ーーBTI部にはどのような役割・ミッションがあるか教えてください。

当社は「新たな価値を創造し続ける」という言葉を掲げ、その実現のために「テクノロジーのちから」を大切にしています。「テクノロジーのちから」の根幹であり、社内外へ実装していく役割を担っているのがBTI部です。

具体的には、グループ各社に適した業務改善のため、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の導入やEAI(エンタープライズ・アプリケーション・インテグレーション)によるデータや業務プロセス連携によってグループ全体のDX化を推進しています。また、各事業会社が提供するサービスのシステム開発や保守・運用も行っています。

ーーBTI部はどのようなキャリアの方が在籍していますか?

SIerのエンジニアから中途入社された方もいれば、私のようにテクノロジーやプログラミングに関するバックグラウンドを持っていない未経験者も在籍しています。私はプログラミング未経験どころか、大学時代はWordを触るぐらいしかPCを使う機会もありませんでした(笑)

ーーテクノロジーに関する知見やスキルはどのように高めているのですか?

比較的シンプルなシステム構成やプログラミングで実現可能な案件から任せていただき、実務を通して分からないことを調べてはアウトプット、の繰り返しが基本です。また、週1回開催している部内のテクノロジー勉強会が非常に有意義な学びの場になっており、メンバーそれぞれが下記のような内容で意見を出し合いながら進めています。

・新しい技術について各々が調べたことの発表
・業務で悩んでいること(テクノロジー関連)の相談
・開発してみたいシステムの提案
・業務の中で発見した知見の共有

こうした機会があることで、実務に使える学びを得ながら業務経験を積み重ねることができています。

多角的な事業展開の中でテクノロジーに関わる面白さ

ーーSIerやITベンチャー企業ではなく、当社でテクノロジーに関わることの面白さはどんなところだと思いますか?

当社はエネルギー供給事業以外にも、防災や省エネ関連のエネルギーソリューション・電力プラットフォーム・不動産賃貸管理会社向けサービスなど、グループ経営ならではの多角的な事業展開をしていることから、サービスを通して幅広いテクノロジーに触れられることが面白さだと思います。

大手SIerなどは扱うサービスの数や規模が大きいことから分業体制となり、自分の専門領域におけるエンジニア業務にのみ携わることが一般的かと思います。またITベンチャー企業ではサービス開発から保守までを少人数で担うことから、一人が複数の領域を担うケースがある一方、扱うサービスの数自体は多くない傾向があるのではないかと思っています。

当社グループは、複数のサービスを通して様々な領域のエンジニア経験を積むことが出来るため、幅広い知識とスキルを身に着けることが可能な環境だと思います。SIerもITベンチャーもそれぞれに面白みがあると思いますが、両方の面白いところを併せ持つのが当社のユニークな面だと感じています。

ーー当社のBTI部にはどのような人材が向いていると思いますか?

「自分で答えを探そうと思える人」でしょうか。さらに分解すると以下2点の要素が挙げられると思っています。

・答えが出るまで探し続ける(考え続ける)忍耐力があること
・論理的に答えを導こうとする姿勢

テクノロジーの発展は日進月歩であり、いまある技術のすべてを把握して実行したり、一つのエラーもなくシステムを開発できる人はいません。つまり、壁(エラー)にぶつかったとき、周りの上司や経験豊富なメンバーでさえも、すぐに解決策に辿り着けないことが往々にしてあります。これは当社に限らずどの現場でも起きていることだと思いますが、そのような環境で最適な解決策を導くためには、常に仮説を立てて論理的に粘り強く考え抜くしかありません。

特にBTI部では、「まずは自分で考え抜く」という風土があり、より顕著に上記2点が求められるかもしれません。かく言う私はどちらもまだまだ発展途上です(笑)。日々葛藤しながらも、体現できるように精進していきたいと思っています。

ーーこれまで関わった中で思い入れのあるプロジェクトやサービスを教えてください。

現在携わっている、「みつばちナビ」の申込フォームのシステム開発です。本当に何もわからない状態から、はじめて自分で開発したサービスなので大変思い入れがあります。
「プログラミング=黒い画面で文字を打つこと」という程度の知識から、調べて、作ってみて、エラーが起きて、それをまた調べて、の繰り返しで少しずつ進んでいきました。この経験を通して、自分でモノを作ることの楽しさを知ることができました。

ーー今後どのようなことにチャレンジしたいですか?

BTI部としてはAIやノーコード/ローコードを用いた業務効率化、また新サービスの開発にチャレンジすることを考えています。

ちょっと逆説的な話にはなってしまうのですが、個人としては、従来採用されてきた技術や開発手法をもっと多く学んでいきたい気持ちがあります。ノーコードツールを使えば簡単に実装できてしまう機能もあると思うのですが、そこで使われているコードや設計を知らないままでいることには、どこか不安を感じます。仕組みや基本を理解しているからこそ発展していく技術をさらに使いこなせるようになると思うので、まずは、あらゆるプログラミング開発の基礎となる部分を磨いていきたいと考えています。

ーー最後に、当社の魅力はどんなところだと思いますか?

突出した能力を持っている社員が多く、刺激を受けられることだと思います。他部署にも同じように感じている若手社員が多いようです。

特にBTI部については、テクノロジーの知識やスキルのみではなく、論理的思考力が極めて高い方々が多いと感じます。こうした人材が集まる環境自体が貴重だと感じていて、自分の理解が追いつかないという状況がとても楽しく、そのような経験を通じて成長できることが魅力的だと思います。

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いかがでしたか?当社グループ社員の雰囲気や働き方が少しでも伝わると幸いです。三ッ輪ホールディングスグループの公式blogでは様々な部署に所属するメンバーが記事を更新していますので、ご興味のある方はぜひご一読ください!

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