他業界からの転職で社内ベンチャー企業を立ち上げ!
新たなエネルギーソリューションを形に

三ッ輪ホールディングスの社内ベンチャー企業として、2019年10月に株式会社三ッ輪ビジネスソリューションズが設立された。同社は省エネ・防災ソリューションの開発や、エネルギーソリューション導入コンサルティングなどを行う専門商社であり、代表取締役社長を務める片岡雅典は他の業界から転職してきたという経歴を持つ。社内ベンチャー企業の立ち上げに至る経緯や、三ッ輪ホールディングスグループだからこそ実現できる新規事業の可能性について、話を聞いた。

株式会社三ッ輪ビジネスソリューションズ 代表取締役 片岡雅典

片岡雅典(かたおか・まさのり)
他業界で営業・IR・PRなどを経験した後、2016年に三ッ輪産業に入社。経営戦略部で、新規事業開拓、LPガスや電気事業のさらなるシェア拡大のための新規サービス立案などを担当する。2019年10月、省エネ・防災などにかかわる新規ソリューションを手がける株式会社三ッ輪ビジネスソリューションズを社内ベンチャー企業として法人化し、同社の代表取締役社長に就任。

――当時、他業界から三ッ輪産業への転職を決意した理由を教えてください。

三ッ輪産業には中途採用で入社したのですが、以前は他の業界で営業・IR・PRなど、さまざまな仕事を経験してきました。もともと独立志向が強かったので、LPガスの事業を主軸としながらも新規事業の開拓にも積極的な三ッ輪産業の企業としての姿勢には、入社前から魅力を感じていました。初めて社長の尾日向と会い、その熱意あふれる話を聞いたときには、「エネルギーという安定した基盤のある業界に、自分のようなベンチャー志向の人間が入ったら、どんな新しい変化を起こせるのだろう?」と、はやる気持ちを抑え切れなくなったことを今でもはっきりと覚えています。

ガスや電気といったエネルギーはお客様に安心・安全をご提供することが第一で、「うちのガスは他社のガスよりもよく燃えますよ」というように質の面での差別化を図ることは難しい商材です。そのため、何も手を打たないままだと、人口減少社会において市場は先細りになってしまう。新しい市場を開拓しなければ生き残れないこの状況を、ピンチとみるか、チャンスとみるか。私はもちろんチャンスとみる人間です。このような状況にあるエネルギー業界だからこそ、新規事業に挑戦したいという自分の熱い想いを生かせるはず。そう確信して入社を決断しました。

――その思いが実を結び、2019年には社内ベンチャーとして三ッ輪ビジネスソリューションズが設立されました。起業に至るまでには、どのような取り組みをしてきたのでしょうか。

私は一日一善ならぬ“1日1アイデア”くらいのペースで、「こういうものがあれば売れるのではないか」ということを考えるのが好きな人間なのですが、入社後にまず取り組んだのはさまざまな資格を取得することでした。取得した資格は、ガス・電気関連のもののほか、塗装なども含めて10種類を超えます。これらはすべて、お客様に信用していただける存在になるために取得したものです。

新規事業を立ち上げる場合、事業の内容に応じてそれぞれの分野の専門業者を手配すれば、私自身が資格を持っておく必要はありません。ですが、「自社でやります」と言えることを大切にしたかったんです。もともとはLPガスを主に扱っていた会社が新しい事業を始めるにあたって、お客様が「本当に大丈夫なのだろうか」と不安になるのはごく自然なことです。そんなときに、担当者が「私は資格を持っていますし、自社でやりますから大丈夫です」と胸を張って言うことができれば、お客様の安心につながりますよね。請け負った仕事を専門業者に取り次ぐだけの代理店にはない価値を提供できる存在でありたい。そんな思いから、私の新規事業開発への取り組みはスタートしました。

――取り組んだ事業の中で、特に印象に残っているものはありますか。

どの事業にも全力で取り組んでいますから、一つだけを選ぶことは難しいですね。敢えて挙げるとするなら、あるガラス張りの建物に使われているガラスの遮熱コーティングを担当させていただいた案件でしょうか。ご依頼をいただいてから、建築物のデザインやコスト管理について勉強しながら遮熱コーティングに関する技術も磨き、資格を取得したうえで現場に向かいました。ちょうど真夏だったこともあり、高温の環境下での作業は決して楽なものではありませんでしたが、多くの方々にご協力いただいてやり遂げたときの充実感は忘れられません。現場の仕事の大変さを身をもって知ったことで、現場での対応力も磨かれ、クライアント様に対してもより実情に即したご提案ができるようになったように思います。

私が常に心がけているのは、「どんなことでもプロであれ」ということです。「普通はそこまでやらない」と多くの人が思うことほど、それを自らの力でやり遂げることができればクライアント様の信頼を勝ち取ることができ、他社よりも一歩抜きん出た存在になれます。「私たちはもともとガスを扱う事業者でしたが、こんなこともできます」という提案力を高めるためにも、「プロとして自らがやる」という姿勢はこれからも大切にしていきたいですね。

――社内ベンチャーの立ち上げ・経営に携わる中で感じた、三ッ輪ホールディングスグループならではの特色はどのようなことでしょうか。

社員と経営層との距離が近く、決断のスピードが非常に速いことだと思います。お客様のニーズをキャッチした社員が「こういうことをやりたい」と提案すれば、毎月の定例会議の場ですぐに「実行しよう」という決定が下されることも珍しくありません。

三ッ輪ビジネスソリューションズの設立にあたっても、最初から新会社の設立を目指していたわけではありません。「省エネに役立つ商材を売りたい・買いたい」「災害時にもエネルギーが確保できる仕組みが欲しい」といった個々のクライアント様やサプライヤー様のニーズに、いかにお応えできるかを考えることがすべての出発点でした。

三ッ輪ホールディングスグループの主軸商材であるLPガスを用いて、災害時に電気や都市ガスが使用できなくなった場合でもエネルギーを確保できる「非常用発電機」の販売に取り組むなど、私たちにできることを一つひとつ実現していく中で、より専門性の高いサービスをご提供できるように起業に至ったというのが正直なところです。まず走り出してみて、走りながら必要なことを考え、足りないものがあれば補っていくという感じですね。

お客様に新たな価値のある商材やサービスをお届けするには、「100回の挑戦のうち1回でも成功できればいい」という気持ちでまずは一歩を踏み出してみることが不可欠です。三ッ輪ホールディングスグループには、その挑戦を認める懐の広さがあると思います。

――今後、三ッ輪ビジネスソリューションズで新たな事業を展開していくことに対する意気込みを聞かせてください。

これまで新規事業にチャレンジするにあたっては、「三ッ輪産業」の名のもとで事業を展開できることに幾度となく助けられてきました。創業80周年の歴史ある会社ですから、これまで地域のお客様や事業者様との間に築かれている信頼関係には確固たるものがあります。
目新しい事業を始めるとなっても「あの三ッ輪さんがやることなのだから間違いないだろう」と信頼感をベースとした受け止め方をしていただけるのは、本当に有難いですね。こうした恵まれたバックグラウンドがある状態で新規事業に挑戦させてもらえる会社というのは、そう多くはないはずです。

私自身、「三ッ輪の名前を背負ってやる以上はお客様のご期待以上のものをお届けしなければならない」という責任を感じながら働いていますし、この思いは社員全員が共有しているものです。だからこそ、どんな場面でも社員同士で助け合いながら対処できるという自信と安心感がありますね。今後は異業種とのアライアンスも視野に入れた新たなエネルギーソリューションの開発や、地域の活性化につながるビジネスコンサルティングなどにも積極的に取り組んでいきたいと考えています。

――最後に、三ッ輪ホールディングスグループへの入社を希望する皆さんへのメッセージをお願いします。

三ッ輪ホールディングスグループは「あなたは何がしたいの?」ということを重視する会社です。人口減少が進むこれからの社会では、「1つの商材を大勢のお客様に売る」というビジネスモデルには限界があり、「1人のお客様のさまざまなニーズにお応えしていく」という視点が欠かせません。多様なニーズに対応できる会社であるためには、多様な社員がいることが強みになります。どんな人にもその人だからこそ気付けることや実行できることがあるはずですから、「私は」を主語にして新しいことにチャレンジしてみたいという意欲がある人と一緒に働けることを楽しみにしています。

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