コロナ禍での家庭のエネルギー使用量を調査、LPガスの消費量は約70%の世帯で増加。
平均で前年比+5.1%、増加要因についての消費者の認識は「料理」と答えた割合が46%で最多に。
当社グループの三ッ輪産業株式会社(本社:東京都 新宿区、代表取締役社長:尾日向 竹信)は、自社のLPガス「みつばちガス」の供給先を対象にコロナ禍での「LPガス使用量変化(前年度比)」調査と、2020年12月から2021年2月にかけて「家庭でのエネルギー使用について」のアンケート調査を実施いたしました。
【コロナ禍での家庭のLPガス使用量調査 結果サマリー】
・前年度に比べ、LPガスの使用量(対象世帯平均)は5.1%UP。金額換算すると年間で約5,800円相当の増加に。
・LPガス使用量の増加要因は、消費者の認識として「料理」という回答が46%でもっとも多く、在宅時間の増加によって家族団らんで食事を楽しむ傾向。自炊のための調理器具や、新しいレシピなどのコンテンツに対する需要も伺えた。
・一方でエネルギー使用量の増加がエネルギーの「節約方法」や「使用量やライフスタイルに合わせた割引プラン」等へのニーズを強める結果に。
【LPガス使用量(対象世帯平均) 前年度との比較】
【LPガス使用量(一世帯あたり) 増減分布】
LPガスの年間使用量(対象世帯平均)は前年比+5.1%で推移しており、増加世帯は調査対象の約68%となりました。増加世帯のうち、前年比110%以上となった世帯も約39%と高い割合を占め、在宅時間の増加による家庭エネルギー使用量の増加が顕著となりました。
Q1.コロナ禍で家庭のエネルギー使用量はどう変化しましたか?
コロナ禍での「家庭のエネルギー使用量の変化」については全体の70%が「増えた」と回答、エネルギー使用量や光熱費の増加を実感しています。
Q2.主に何にエネルギーを使用することが増えましたか?
エネルギー使用量増加の要因としては「料理」が約過半数の46%、次いで「お風呂」が28%という結果に。
Q3.コロナ禍でよく作っている料理はなんですか?
よく作っている料理は圧倒的に「鍋」で、全体の46%。2位以下は「カレー」「煮物」「シチュー」「煮込み料理」など、時間をかけて煮込む料理が続いてランクインし、以下2つの相反する傾向が見られました。
1.自炊の回数が増えたので、とにかく手軽に簡単に済ませたい
→圧力鍋や自動調理鍋、新しい調理器具など、料理モチベーションアップのためのアイテム需要。鍋に材料を入れるだけでできる手軽さが助かるとの声多数。
2.時間に余裕ができたので、時間のかかる煮込み料理や普段よりも凝った料理にチャレンジしたい
→普段とは違うレシピを入手するため、レシピサイトやSNS・料理動画などのコンテンツ需要。家族の中で料理をする人数も増え、家庭料理のレパートリーが広がったという意見も。
・普段料理をしない旦那さんやお子さんが料理をしてくれるようになった(複数)
・外に飲みに行けないので自宅で居酒屋メニューを再現して「おうち居酒屋」を楽しんでいる(複数)
・普段しない料理にはまった旦那さんが調理器具を購入、長時間キッチンを占領!(埼玉県・女性)
・奥さんにストレスをかけないよう、昼食は各自で取ることになった(神奈川県・男性)
・家族がいつも家にいるので、手抜き料理ができない(埼玉県・女性)
・旅行や外食に行けない分、ちょっと贅沢な食材で料理を楽しむことが増えた(東京都・女性)
・おかずの作り置きをするため、ガスコンロをフル活用して調理している(埼玉県・男性)
Q4.コロナ禍での家庭のエネルギー使用に関するご意見・ご要望はありますか?
コロナ禍での家庭のエネルギーの使用に関してのご意見・ご要望については、全員が「使い方やライフスタイルに合わせたお得なガスや電気料金への要望」「家庭での節約事例や節約方法に対するニーズ」いずれかについての回答でした。中でも下記のような回答が多く見られ、在宅時間とともに各家庭でのエネルギー使用量が増加する中で、お得な料金プランや効果的な節約方法へのニーズが高まっています。
以下、自由回答から抜粋
・ガス・電気の効果的な節約方法を知りたい
・家族がみんな家にいるので、追い炊きをせずに同じ時間帯に入浴したり、なるべく同じ部屋で過ごすなど、エネルギーの無駄遣いをしないように意識している
・なるべくエアコンを使わず、衣服での温度調整を心がけている
・光熱費の金額によって割引率が変わるようなプランがほしい
・光熱費の使用金額によって特典があると嬉しい
・季節によって料金を変えてほしい(使用量の多い冬季の割引希望など)
今回の調査で、コロナ禍の制限の中で「おうち時間」を充実させるべく、各ご家庭で様々な工夫をされている様子を垣間見ることができました。お客様のライフスタイルとニーズの変化に柔軟に対応できるよう、今後もオンライン・オフライン問わずお客さまとのコミュニケーションを図り、いただいたご意見を今後のサービス向上に活かしていきたいと考えております。
今後も当社は事業活動のみならず、SNSやホームページを通じてwithコロナ時代に求められるコンテンツの拡充をしていくことにより、「安心でゆたかなくらし」の実現に寄与できる事業者を目指して邁進してまいります。
お問い合わせ:三ッ輪ホールディングス 広報/加藤(e-katou@mitsuwagroup.co.jp)