2020年度新入社員、産直プロジェクトへの挑戦!

2020年4月、三ッ輪産業株式会社に8名の新入社員が入社した。新型コロナウイルスの感染拡大の真っ只での入社で、予定していた全ての新人研修のプログラムは急遽オンラインで行うことになり、同期や上司ときちんと顔を合わせることもないまま社会人生活のスタートを切ることとなった彼らは、どんな研修期間を過ごしていたのだろうか。

新卒8名の入社時の様子や、彼らが入社後すぐに取り組むこととなった「産直プロジェクト」への挑戦の様子など、座談会形式で話を聞いた。

2020 新入社員プロフィール

R.SATO
貫禄ある見た目に反して、素直で謙虚な愛されキャラ。海外旅行が大好きで、バンクーバーに1年の留学経験あり。生け花の有資格者でもある。

SEKINE
ハキハキ明るく、誰とでもすぐに打ち解けられるまとめ役で生徒会長タイプ。趣味はバイクと筋トレ。夢はアメリカンバイクに乗ること。

KIMURA
アイスホッケー歴20年。明るく、物怖じしない体育会系。元気いっぱい、営業向きの性格で、上司から「ジャパネット木村」と命名される。

IKEDA
おしゃべり好きでいつでもどこでも仕切れるしっかり者。優しく硬派なリーダータイプ。同期からは「奇跡のお調子者」と言われている。

OTA
落ち着いていて頼れる姉御キャラ。何でもそつなくこなせるオールマイティタイプ。アサヒスーパードライと渋いおつまみが大好き。

KOMIYA
ロッククライミング歴15年のアクティブ派であり、好きなことを突き詰める職人気質。お酒と読書も好きで、最近面白かった本は「影響力の武器」。

MORITA
意志の強さと柔軟さを兼ね備えた、クールな頭脳明晰タイプ。一見斜に構えて見られがちだが、家族思いな可愛い一面も。

A.SATO
大人しそうに見えて、ちゃんと自己主張できる意思の強さがある。作業スピードの速さと、連続8時間パズルに取り組めるほどの集中力は同期から「AI」と評される。

−コロナ禍での入社ということで、急遽すべての新人研修をオンラインでやることになり、率直にどんな気持ちでしたか?

SEKINE:早く現場に出たいという気持ちがあったので、仕事が遅れるのではという不安があった反面、すぐに新人にも携帯・PC・ポケットWi-fiなどのリモート環境を手配してくれたことに驚きました。とても嬉しく、会社に対しての感謝と信頼が高まりました。

OTA:正直ギリギリまで寝られるのでラッキーだと思いましたが、「リモート研修」というものが具体的にイメージできず、ちゃんと学べるのか不安もありました。

実際研修が進行していくと、内容がとても充実していましたし、オンラインでも丁寧なコミュニケーションを取れていたおかげで徐々に不安はなくなりました。

−入社してすぐにリモート研修に入り、同期同士でのコミュニケーションはどのように深めていったのでしょうか?

KIMURA:普段からslackで密にやり取りしていたのであまりコミュニケーション不足は感じていませんでしたが、入社して1〜2ヶ月の頃に何度かリモート飲み会をしました。

OTA:リモートで事前にそれぞれのキャラクターが予習できていたので、実際会った時も普通の初対面より接しやすかったです。

−研修では、ビジネスマナーなどの基本的な内容以外に「ホンモノプロジェクト(※社内の様々な部署の人たちと関わることができるよう、実際の業務に携わる機会が研修の中に組み込まれていた)」と題して実際の業務にも関わる機会が多くあったと聞きました。特に印象に残っている内容はありますか?

MORITA:研修の中でEラーニングの作成をしたのですが、教材が十分に揃っておらず、この状況では何もできないと受け身になってしまっている自分がいました。

研修担当者の塩﨑さんと話していく中で「『全てが万全に揃っていないとできない』というのは仕事ではない。この状況から自分ならどうするか?を考えることが大事」ということに気づかせていただきました。どんな業務においても活かせる意識だと思うので、配属後もこの気持ちを忘れないようにしようと思いました。

KIMURA:今年80周年を迎える三ッ輪産業の記念式典で流す予定の動画作成プロジェクトで、「自分が何がわからないのかわからない」状態に陥ってしまったことがありました。普段は必ず自分の見解を添えた上で質問するようにしているのですが、それが出来ず悔しかったことを覚えています。

パニックになってしまった時も塩﨑さんが親身に話を聞いてくれて、プロジェクトの生い立ちから丁寧に話してくれたことで思考を整理することができ、とてもありがたかったです。いつか私も誰かに頼られたときは、温かく助けてあげられる人になりたいと思いました。

IKEDA:皆も言っている通り、リモートでも十分なコミュニケーション量があり、しっかり話を聞いていただけていました。ルーティンワークだけでなく、「自分たちで考えて動く」ことが重要なプログラムが組まれていたので、会社のミッションである「新たな価値の創造」とはどういうことか?自分はこの業務でどのような価値を生み出せるのか?を常に考える癖がついたように思います。

時には厳しい指導もありましたが、それだけ期待されている、レベルの高い要求をされているということでもあるのでモチベーションが高まりました。

−Eラーニングや動画の作成プロジェクトなど、様々なタスクをこなしながら、当時会社で立ち上がったばかりの産直プロジェクトにも参加することになりましたね。

IKEDA:チラシやポスター作り、生産者インタビュー、アンケート作成など、様々なタスクがありました。社員向けに販売していたので、社長をはじめ様々な部署の方に買っていただけるようプレゼンをしたのですが、全くリアクションしてもらえないときは辛かったです。

「物を売る」というのはそういうことだと頭では理解していたのですが、どんどん自信がなくなってきて、営業に大切な「場の雰囲気を作る」ことの難しさを感じました。

MORITA:あの時は凹みました… 相手の顔を見ることができず、準備してきた内容を読み上げるだけで精一杯でした。それまでのプレゼンは反応が良く、買ってもらえることに慣れてしまっていたんです。そこで初めて、営業のリアルな反応を体験しましたね。

そのときも塩﨑さんに「気持ちを切り替える」「自分を責めない」「〜しなければならないという思い込みを捨てる」など、為になる助言をたくさんいただきました。

本社での社員プレゼンの様子

−他に、産直プロジェクトで思い出深いエピソードなどありますか?

R.SATO:自分の担当していた食材の売れ行きが思うように伸びなかったので、研修をサポートしてくれていた2年目の先輩にお願いして予定になかった営業所への訪問の機会を急遽作ってもらい、プレゼンに出向きました。

三ッ輪産業は営業所の数も社員数も多いので、行ったことがない営業所への訪問はハードルが高く感じていたのですが、先輩が以前配属されていた営業所にアポを取ってくれたんです。それもあってか、温かくプレゼンを聞いていただけただけでなく、内容にもフィードバックをやアドバイスをいただけてとても勉強になりました。

KIMURA:さくらんぼの生産者さんにオンラインインタビューさせていただく際は事前に食べ比べをしたり、勉強してから臨みました。熱意が伝わったのか、すぐ名前を覚えてニックネームで呼んでいただけたり、短時間のインタビューでしたが仲良くなれたように感じて嬉しかったです。

いつか実際に農園に行き、生産者さんにお会いしてみたいです。

A.SATO:苦労していた人が多かったチラシ作りは個人的に得意としている領域だったので、みんなの役に立てたことが嬉しかったです。

人前に立つことがあまり得意ではないのですが、初めてお会いする方の前でのプレゼンなども経験させていただき、苦手を克服するきっかけにもなったと思います。

KOMIYA:みんなが苦戦している中、すぐにイメージを固めていたのですごいなと思いましたし、同じチームだったので助けられました。

ポスターの撮影やチラシ作成など、まだやったことがないことに一緒に取り組むことでコミュニケーション量が増えましたし、絆が深まり「チーム感」が出てきたのではないかと思います。

−産直プロジェクトでたくさんの学びを得て、今後やってみたいことなども広がったのではないでしょうか。

R.SATO:今回は主に社員向けの販促をやらせていただきましたが、普段当社グループのエネルギーを使ってくださっている社外のお客さま向けにも商品をご紹介してみたいです。

SEKINE:元々営業志望で入社しましたが、産直プロジェクトを通じて営業の難しさと面白さを体験し、これからの営業活動に対して更に意欲が湧きました!

IKEDA:今回のプロジェクトのように、当社と繋がりのある企業やお客様と協業することで地域の課題を解決できる取り組みにまたチャレンジしてみたいです。

KOMIYA:今回のプロジェクトを通じて、タスクマネジメントの基本や常に目的とゴールを明確化することの大切さについても学ぶことができました。今後どんな業務にも活きてくるスキルだと思うので、入社してすぐにこのプロジェクトに携われたことはとても良かったと思います。

−これから三ッ輪ホールディングスグループへの入社を考えている人や、後輩に向けて伝えたいことはありますか?

A.SATO:同期や先輩と一緒に取り組んだ今回のプロジェクトを通じて苦手なことにも挑戦でき、成長できる機会を与えてもらえてとても嬉しかったです。

部署の垣根を超えてフラットに発言できたり、新人でもこのような大きなプロジェクトに参加させてもらえるのがこの会社のいいところだと思うので、積極的にいろんなことに挑戦してほしいと思います。

OTA:リモートという特殊な環境ながら、実務と営業の両方のスキルを実践で学ぶことができ、とても充実した研修でした。

まずは自分でとにかく調べてみる姿勢が大事ですが、皆さん優しくサポートしてくださる方ばかりなので、自分次第でどんどん成長できる環境だと思いました。

IKEDA:三ッ輪産業では、やらせてもらえる仕事の幅がとても広いです。ガスや商品のことだけを学ぶものだと思っていましたが、会社の理念である「地域をゆたかに」を体現できる社員になれるよう実際の業務内容は多岐に渡るので、自分の知識や強みが増えていきます。

初めてで戸惑うことも多いと思いますが、フォローしてくれる先輩方がたくさんいるので一緒に頑張っていきましょう!

他の社員インタビュー